少し前に下宿を紹介したので、今回は研究環境を紹介。
大学や学部によって客員研究員の待遇は大きく異なるが、私の場合、スポンサーになってくれた学部の教授がかなり便宜をはかってくれたため、専用の研究室や名刺、メールボックスのほか、教員専用のラウンジを使う特典ももらった。
名刺はいくつか好きなデザインの中から選べ、250枚(25ドルの有料)単位で注文する。表は日本の名刺とさして変わらないが、裏は大学カラーの水色地に大学の紋章が入っており、一枚の紙の厚みは日本より少し厚め。
研究室は6階建ての5階にある。部屋の窓からハリウッド方面が見えるものの、有名な「HOLLYWOOD」の看板は見えない。眺めがいいとは言えないが、カリフォルニアの青い空が広がっているので、物を考えるときには、結構窓から空を見上げている。
広さは6畳くらいだろうか。同じく客員研究員のフランス人ポールさんと共有し、2人の机のほか、本棚と大型資料ケースがある。しかし、2人とも資料はもっぱらインターネットで読んでいるので、本棚の本はなかなか増える気配がない。
室内に電話器があったが、不通だったので、到着後回線を開いてもらうよう事務にお願いしたところ、数週間して忘れたころ開通した。ただ、インタビュー先とのやりとりはほとんどメールで、有線の電話をほとんど使っていなかったところ、5月に電話しようとしたらまた不通になっていた。別に不便もなく、電話は今も切れたまま。時折携帯電話で話しをしている。ちなみに米国の携帯電話はかかってきた方も支払う仕組み。
インタビューなど用事がなければ、研究室に来る日は大体午前10時くらい。午後6時前後に家やスポーツジムに向かう。授業のない日は家にいてもいいけれど、家ではゴロゴロする可能性が大なのでかなりまめに通っていて、学生のころより大学に来ている感覚だ。
私の学部の場合、研究者の多くは授業がなければ大学に来ない人が多いので、ポールさんと私は、毎日校舎を掃除しているフィリピン系の女性に顔を覚えられ、話をするまでになった。
*突然ですが、以降はタイトルの横に初回からの通し番号をふります
研究室の机。この左側に本棚、背後にポールさんの机がある |
快適な環境でよかったね!
返信削除あなたが吟味に吟味を重ねた上で購入した、ノートパソコンの姿が。懐かしいです。
ちなみに客員研究員さんて、たくさんいるのですか?
その人たちとのつながりは?
客員研究員が一体何人いるかは分かりませんねぇ。客員研究員同士のつながりはないので。多分、私の学部では、ポールさんと私だけのような気がするけど。校内にある英会話教室では医学部の客員研究員を結構見ますよ。
返信削除